退職後は家売却で始める第二の人生!

2025年01月14日

60代で定年退職を迎え、これから先の人生をどう過ごしていくか考えるタイミングにある方は多いのではないでしょうか。特に、年金だけで生活をやりくりする不安や、医療費などの予期せぬ出費への備えをどうするかという課題は、誰しもが抱えるものです。そんな中、長年住み続けた家やマンションが「思いのほか価値がある」と知ったら、老後資金確保の新たな選択肢として、住まいを売却して資産化することが浮上してきます。

 本記事では、札幌市北区で戸建てやマンションをお持ちの60代男性、特に退職後の生活資金を確保したいと考えている方に向けて、「不動産を売却する」という選択肢のメリットや注意点をご紹介します。これからの人生をより豊かに、そして安心して過ごすための情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

1.定年退職後に待ち受けるリアルな課題

 

 

年金だけで暮らし続ける難しさ

 いざ定年退職してみると、「思った以上に収入が減ってしまった」と感じられる方が大半です。一般的に、退職金や企業年金、厚生年金などの仕組みがあったとしても、現役時代の収入と比べると大きくダウンするケースは珍しくありません。また、体力や気力に不安が出てきて、「再就職したくてもできない」「アルバイトやパートを探すのも難しい」といった壁に直面することもあるでしょう。

 

増えていく医療費や介護費用

 60代を迎えると、身体のあちこちに不調が出始めたり、持病の治療が必要になったりする方も増えてきます。さらに70代、80代と年齢を重ねるにつれて、医療費や介護費用がかさむ可能性も考慮しなければなりません。もし大きな手術が必要になったり、長期の入院を余儀なくされるようなことがあったりすれば、貯蓄を圧迫するリスクもあります。

 

住宅の維持費・固定資産税の負担

 家は住み続ける限り、固定資産税や都市計画税、建物や設備の修繕費など、維持費がかかります。築年数が古くなるほどリフォーム・修繕費が増え、雪の多い札幌市北区では冬の除雪作業も大きな負担です。今はまだ体力があるかもしれませんが、「この先ずっと維持できるだろうか?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

 

 

2.住まいを資産化するメリット

 

 

売却によって得られるまとまった資金

 不動産を売却すると、まとまった現金収入を得ることができます。例えば、2,000万円程度で売却できた場合には、老後資金としてはかなり心強い額になるかもしれません。これによって、医療費や介護費用といった万が一の出費にも柔軟に対応でき、ゆとりのある老後ライフを実現しやすくなります。

 

コンパクトな住まいへの住み替え

 長年住んだ一戸建ては思い入れも強い一方で、広すぎることで生まれる管理負担もあります。そこで、売却して得た資金の一部を活用し、コンパクトなマンションやサービス付き高齢者向け住宅に住み替えることで、家事や雪かきなどの負担を大きく減らすことができます。余った資金は老後の生活費や旅行など、趣味にあてることも可能です。

 

相続問題の整理

 ご自身の子供がすでに独立して別の場所で暮らしている場合、もし自分が亡くなった後に残る不動産が「負動産」になってしまうリスクも考えられます。負動産とは、相続したはいいが誰も住まないために、固定資産税や管理費などの維持コストばかりがかさんでしまう物件のことです。生前に売却して現金化しておけば、相続争いの火種も減らせますし、相続税の納税資金としても計画が立てやすくなるメリットがあります。

 

 

3.売却前に知っておきたい注意点

 

 

物件の相場を知る

 不動産売却を検討する上でまず大切なのは、所有している物件がいくら位で売却できそうか、相場観を把握することです。札幌市北区は北海道大学が近いこともあり、学生向けや単身者向け物件の需要がある地域、あるいはファミリー向け需要が根強いエリアなど、エリア特性がさまざまです。大通や札幌駅にアクセスしやすい路線沿いであれば、比較的高めに売れる可能性も期待できます。信頼できる不動産会社に査定を依頼し、客観的な数値で確認することが大切です。

 

売却時期や市場動向を見極める

 不動産の価格は常に変動します。札幌市内でも、再開発の進展状況や人口動態、金利動向などによって値動きが変わるため、「いつ売るか」で売却額が大きく変わるケースもあります。短期的な相場の変動を追うのは難しいかもしれませんが、実績のある不動産会社は市場動向の情報を豊富に持っていますので、適切なアドバイスを受けるとよいでしょう。

 

築年数やリフォームの必要性

 築古物件の場合、買い手がつきにくかったり、売却価格が想定より下がったりする可能性があります。必要に応じて、最低限のリフォームやリノベーションを行うことで売却価格やスピードを上げられる場合もあるため、事前に不動産会社と相談しながら検討してみましょう。ただし、リフォームにかかる費用対効果をしっかり見極めることも大切です。

 

税金や諸費用への備え

 不動産を売却すると、譲渡所得税(所得税・住民税)、印紙税、仲介手数料など、さまざまな費用がかかる場合があります。譲渡所得税に関しては、「住まいを売ったときの特別控除」や、所有期間に応じた優遇措置などもありますので、制度を上手に使えば税負担が軽くなるケースも。こうした知識も含めて、不動産会社や税理士など専門家に相談するのがおすすめです。

 

 

4.売却の進め方と流れ

 

 査定依頼
まずは不動産会社に物件査定を依頼します。複数社に依頼することで、価格の比較や信頼度の見極めがしやすくなるでしょう。

 

 媒介契約の締結
査定結果に納得がいったら、不動産会社と媒介契約を結びます。売却活動(広告掲載、内覧対応など)をどのように進めるのか、不動産会社としっかり打ち合わせましょう。

 

 売却活動
不動産ポータルサイトや広告を活用して買い手を探します。内覧希望があれば調整し、物件の良い点やリフォーム歴などをアピールしていきます。

 

 売買契約の締結
買い手が見つかったら、売買契約の条件について交渉を行い、合意に至れば契約書を締結します。手付金の受け取りや引き渡し時期など、細かな点まで確認が必要です。

 

 決済・引き渡し
残代金の受領と同時に物件を引き渡します。抵当権が残っている場合は事前に抹消手続きを行い、鍵の受け渡しや各種書類の確認を完了させます。

 

 

5.「老後資金確保」の一歩を踏み出すために

 

 

信頼できる不動産会社を選ぶ

 60代で不動産を売るというのは、人生において重要な転機の一つです。だからこそ、不動産会社選びは慎重に行いましょう。地域に根差した経験と実績があり、親身になって相談に乗ってくれる会社を見極めることが大切です。また、売却だけでなく、その後の住み替えや税金のアドバイスまでトータルでサポートしてくれるところを選ぶと、安心感が高まります。

 

老後のライフプランを見据える

 定年退職後のライフプランは人それぞれ。旅行や趣味に時間を費やしたい方、孫の面倒を見ながらゆったり過ごしたい方、もしくはセカンドキャリアとしてボランティア活動や地域貢献を目指す方など、多様な選択肢があります。売却による資金で叶えたい夢や目標があるならば、それを見据えて早めに動き出すことが重要です。

 

家族の意見も取り入れる

 ご自身の老後資金のためとはいえ、家族と住まいの今後についてすり合わせておくことも忘れないでください。将来的に同居の可能性がある場合や、お子様に家を残してあげたいという思いがある場合は、その希望も含めて話し合い、最良の判断ができるようにしたいものです。

 

 

6.まとめ

 

 退職後の生活資金を確保する方法として、不動産の売却は大きな選択肢になり得ます。築年数が古くても、札幌市北区という利便性の高いエリアであれば、思わぬ価格がつくケースもあります。年金や貯蓄だけでは不安という方は、まずは物件の査定からスタートしてみてはいかがでしょうか。

 不動産の売却というと「手続きが複雑」「税金が高そう」「思い入れのある家を手放したくない」など、不安要素もあるかもしれません。しかし、老後の生活資金を十分に確保することで、「万が一の出費が怖くない」「新しい住まいで快適に過ごせる」「家族に負担をかけずに済む」といった大きな安心を得られるメリットがあります。

 長年暮らしてきた住まいとのお別れは、決して簡単なことではありません。しかし、その家が自分自身や家族の未来を照らす「新たな一歩の原資」になってくれるかもしれないと考えると、前向きに検討する価値は大いにあるでしょう。まずは一度、信頼できる不動産会社にご相談ください。きっと、あなたの理想の老後のカタチに向けた最初の扉が開かれるはずです。

 

 

老後に向けた不安を少しでも解消し、豊かなセカンドライフを歩むために、「住まいを売却して資産に変える」という選択肢を検討してみませんか?
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